Google広告で思ったような結果が出ないため改善したい【ロジカルシンキングを鍛える】


ロジカルシンキングとは論理的思考のことで、物事を順序立てて細分化して考えて結論を導き出す思考方法のことです。ロジカルシンキングはどんな仕事にも活かせます。具体的には仕事の成功率が上がるので、評価が上がり出世するなど、社会的な成功を勝ち取ることができます。一流のコンサルタントは当たり前に高速なロジカルシンキングができますし、マーケティングやプログラミングの業務には特に活かせると思います。
この連載では、マーケター兼エンジニアである筆者の日常に起こることを抽象化し、ロジカルシンキングが鍛えられるように問題形式で書いていきます。是非、考えることを楽しんで頂ければ幸いです。

今回のケース

Google広告の運用を開始したのだが、思ったような効果が出ていないので改善してほしい。

そんな要望がありました。

最低限のマニュアル通りの設定をしGoogle広告を開始しました。Google広告からのアクセスはパラパラあり、数件の問い合わせはありましたが、当初の思惑通りには行っていません。

なぜうまくいっていないのか、原因を解析する

まずはどの部分に原因があるのか解明しないといけません。

今のままでは、
①広告が悪いのか
②ホームページが悪いのか
③時期的なものなのか
④サービス内容(商品設計)が悪いのか
原因がはっきりしません。これらはすべて仮説になります。

③はそうだとしても対策が取れないためスルー、④は根本的なところで最終手段とするのでスルー。
まずは原因として考えられる①と②を分析していきましょう。

分析するための環境を構築する

現状はGoogleアナリティクスやタグマネージャーなどの解析ツールなどを入れていないため、表面的に『おそらくホームページのここのバナーが悪いんじゃない…?』という根拠のない推測しかできません。

これではロジカルシンキングにならないため、しっかり原因のもととなる根拠をはっきりさせましょう。①と②の根拠をはっきりするための環境を構築しましょう。

「①広告が悪い」を分析するのに必要なものは

「広告が悪い」だけでは抽象的すぎて根拠が導けないため、広告の何が悪いかを洗い出しましょう。

・広告のテキスト
・ターゲット設定
・予算設定

Google広告、Yahoo広告などのリスティング広告は、どういったターゲットにどのような広告テキストで、どれくらいの予算で配信するか。という設定をします。

広告テキストが原因かを検証するには、テキストのA/Bテストを行います。何パターンか試し、CTR(クリック率)が良いものに移行していきましょう。

ターゲット設定については、そもそもの商品のターゲット層と一致させていたため、変えることはできません。ターゲット設定は原因から除外しましょう。

予算設定が原因かを検証するには、Google広告の管理画面で競合広告との表示比率のデータを見ます。ここが低ければ予算を上げて露出を増やすことができます。

「②ホームページが悪いのか」を分析するのに必要なものは

ホームページが悪いと一口に言っても、ファーストビューのアイキャッチが悪いのか、書いてある説明文がわかりづらいのか、CV(コンバージョン)の問い合わせフォームが使いづらいのか、原因がはっきりしません。

①と同じように、これらの原因を解明できる環境を作らないといけません

これらはつまり、”ユーザーの動きを把握”しないと原因解明ができないため、Googleアナリティクスとタグマネージャーというツールを導入します

これらのツールを導入すると、ユーザーがどのボタンをクリックしたのか、何秒間ページを見たのか、ページのどこまでを見たのか、などさまざまなデータが取れます。

これらのデータを蓄積し、ユーザーの動きを可視化して原因を解明します。例えば、問い合わせフォームにまでアクセスしている人が多いが、そこで問い合わせをせずに帰ってしまう場合は、問い合わせフォームに原因があることがわかります。

原因であろう仮説がわかれば、仮説検証を繰り返す

①と②のそれぞれの原因と思われる仮説が導き出せれば、あとはそれぞれの検証を繰り返していきます

だいたいこういったケースの場合、上記で説明した①と②のすべての箇所に原因がありますが、検証を実施して大きく改善されたところが最大の原因と言えます。

①と②を可能な限り検証したけど、まったく改善されず効果が出なかった。
という場合は、③か④の原因と考えられるため、それらを次は検証する必要があります。

「③時期的なものなのか」は、仮説を立証できるデータがないため、1年間広告を配信し続けるか、同業他社のデータがあれば入手しましょう。

「④サービス内容(商品設計)が悪いのか」は、根本的なところになりますが、往々にしてここが原因ということはあります。求人募集するホームページであれば給与を上げてみる、などして検証を行います。

まとめ

今回のケースはリスティング広告を生業とする人たちは当たり前に知っていることで、改善の正攻法でもあります。

ただ、リスティング広告のノウハウがない人でも、ロジカルシンキングができれば1つ1つ分析して原因が導き出せます

ロジカルシンキングは、マーケティングやコンサルティングで最も必要とされるスキルではありますが、その他のビジネスにおいてや私生活でも役立ちます。

常日頃から目にするものを「なぜこれはこうゆう仕組みになっているのか」と、頭の中で仮説を立てて原因を追究する思考をしていれば、自然とロジカルシンキングの能力はついていきます。日々の鍛錬こそが最も大切になります