SEO対策・被リンク獲得戦略【ロジカルシンキングを鍛える】


ロジカルシンキングとは論理的思考のことで、物事を順序立てて細分化して考えて結論を導き出す思考方法のことです。ロジカルシンキングはどんな仕事にも活かせます。具体的には仕事の成功率が上がるので、評価が上がり出世するなど、社会的な成功を勝ち取ることができます。一流のコンサルタントは当たり前に高速なロジカルシンキングができますし、マーケティングやプログラミングの業務には特に活かせると思います。
この連載では、マーケター兼エンジニアである筆者の日常に起こることを抽象化し、ロジカルシンキングが鍛えられるように問題形式で書いていきます。是非、考えることを楽しんで頂ければ幸いです。

今回のケース

自社でWEBメディアを運営しているのですが、中々検索順位が上がりません。

SEO対策として検索順位を上げるために、外部サイトからリンクを貼ってもらう被リンクがとても大切です。この事実は理解しているのですが、被リンクは一向に増えません。

このままでは順位上昇のKPIを達成できないため、被リンク獲得について考えることになりました。

現状の問題点を分析して正攻法から逆算して手法を確立する

まず、①被リンク獲得の正攻法を理解し、②なぜそれが実現できていないか、を明らかにします。

被リンク獲得の正攻法は、『有益なコンテンツを作成し、同ジャンルを扱う他者のサイトから参考URLとして紹介される』である。

これが実現できていない原因は、シンプルに『有益なコンテンツが作られていない』からなのだろうか。

弊社は食品関係の会社で、それに関するメディアを運営している。メディア運営のSEO対策として、競合サイトが流入を獲得しているKWの記事を量産し、少しずつ順位上昇や流入も得ている。

この『有益』という言葉が抽象的すぎるため、まず具体的にするべきだ。

弊社はユーザーが求める情報(=競合サイトが獲得している)の記事を書いている。これらはユーザーにとって有益と考えている。しかし、被リンクを獲得できるレベルの『有益』ではないことに気づいた。

競合サイトの流入KWを調べて、そのKWについてネット上の情報を調査して記事を起こしている。すなわち二次情報だ。

二次情報が悪いわけではないが、二次情報ということは一次情報には劣るし、同じ二次情報は多数ある。その中から弊社の記事を選んで紹介リンクを貼ってくれることは難しいことがわかる。一次情報で唯一無二の情報であれば、メディアや個人ブログなどで取り上げられやすい。

今回の調査から以下のことがわかった。
[課題]他者がリンクを貼りたいレベルの記事が書けていないため、被リンクが増えない。

課題を解決する方法を模索する

課題を発見できたところで、どうゆう解決策があるかを考えよう。

上記で話した「一次情報の記事を作成する」は、是非採用したい。しかし、方向性としては正しいとわかるが、すぐに被リンクが貼られるとは考えにくい。長期戦になりそうだ。

ここで新たな課題を発見できた。

[課題]一次情報の記事を如何にして認知させるか

既に自社がWEB上で認知が高かったり、コミュニティを運営していたりすれば、そこで拡散してもらうことは可能だ。しかし、現実それらは実現できていない。どうすればよいか?

工数をかけて作った一次情報の記事を同業界の人に認知してもらい、その記事のURLをWEBサイト上で紹介してもらいたい。

[解決策1]同業界の企業やメディア運営者に依頼する
[解決策2]Twitterで拡散を狙う

解決策1はアウトバウント、解決策2はインバウンドだ。どちらも採用したい。

理想はTwitterアカウントのフォロワーが増え、記事をツイートすれば拡散されて認知されることだが、アカウントを育てるのに時間がかかる。

そのため、アウトバウンド営業もしてURLを紹介してもらえるようにするべきだ。

この2つの手法を並行して行うことが決定したが、「被リンクを増やす」という課題については他の手法も取れる。

例えば取引をしている会社に、互いに取引企業として紹介しあわないかと依頼ができる。同じ業界であるため関連性が高く、被リンクとして効果が高い。

まとめ

SEO対策で被リンクについては永遠の課題だ。

どんな種類の課題でも同じことだが、世の中にある正攻法をまず学び、それをなぜ実現できていないかを分析する。その上で、どうすれば実現できるかを考える。とてもシンプルだ。

シンプルなのだが、この思考をせずに「有益なコンテンツを作っているから、いつか被リンクが増えるだろう」と短絡的にやって失敗する例は数多い。

上手くいっていないのには必ず原因があるし、その原因を追究して策を打てば成果が少しずつ見えてくる。

ロジカルシンキングで考えに考え抜いて分析し、それぞれのケースにあった最良の手法を構築してほしい。