今回のプログラマーインタビューは、システムエンジニアとして多種多様な業界に長年携わってきた35歳の「よし」さんです!
金融系や製造業のグローバルシステムの開発など、システムエンジニアとして豊富な経験を積み、現在は大手機械メーカーでIT企画職をしています。
プログラマー、システムエンジニアからIT・システムを企画する上のフェーズに上がるキャリアとして、とても参考になると思います!
システムエンジニアを経験した「よし」さんのプロフィール
私は元システムエンジニアで、現在は大手機械メーカーのIT企画を担当しております。
システムエンジニア時代は、システム開発専門部隊→金融業界のIT開発(客先常駐)→製造業で大規模なグローバルシステムの開発(客先常駐)を担当しておりまして、多種多様な業界で仕事を経験して参りました。
現在は、主にDXやIoTといった分野のITサービスの企画、開発を担当しております。
元システムエンジニアでIT企画を担当する現在の年収
2020年の年収は819万円でした。
多種多様な業界でシステムエンジニアを経験したご自身の強みを3つ教えてください
私の強みは以下の3点だと思っております。
①語学力
私は親の仕事の都合上、幼少期から北米に滞在しておりまして、そこで英語を自然と身に着けることができました。帰国後も継続的に英語の勉強をし、いまではTOEICの得点が900点を超えるようになりました。
また、エンジニアとしてもブリッジSEという役割でオフショア開発の現場で、中国のシステム開発企業と英語でやりとりした経験がございます。
②適応力
システムエンジニアは純粋なITの知識だけではなく「業務知識」も要求されると思っております。
例えば、保険のシステムを構築するのであれば、その保険会社で販売される保険商品に関する知識が必要ですし、製造業の受発注システムであれば営業や物流といった仕組みを理解する必要があります。
私はそれらの業務知識を体系的に理解する力と姿勢があると自負しております。結果としてファイナンシャルプランナーや貿易実務検定と言った資格を取得しております。
③様々なITの業種を経験している
新卒以降から今までIT業界に関わっておりますが、様々な職種を経験しております。
具体的にはプログラマ、システムエンジニア、ブリッジSE、運用保守、IT企画、プロジェクトマネージャーです。
様々な職種を経験していることにより、各仕事の実情は理解しております。そのためそれらの方々と仕事をする際は相手の立場に立ってコミュニケーションが取ることができると思っております。
プログラマーになるには、どうすればよいですか
プログラマーになるためには、新卒であれば正直スキルは要求されません。日本はIT人材が不足しているという点もあり、できる限り人が欲しいという状況です。
そのため企業はプログラミングスキルを身に着けるための社内教育や研修プログラムを用意するケースが多いという印象です。
要するにプログラミングになるための入り口は正直ものすごく広いと感じます。むしろ課題はプログラマとして続けられるかどうかだと思っております。
『プログラマーの仕事はきつい』というイメージがありますが、PG、SE、PMを経験したよしさんの意見を聞かせてください
同じプログラマーでも、どのような仕事をしているかによると思います。
Web系の会社であれば、比較的綺麗でオシャレなオフィスで自由に働いているイメージはあります。
しかし、客先常駐で主に大手企業の基幹システム等に携わっているプログラマはきついというイメージはあります。
理由は、以下のとおりです
・日本のプログラマの給料が海外と比べて低い
・自分が構築しているプログラムが何のために動いているのかがわからない(担当箇所は全体の一部でしかないので全容が把握できない)
・客先で働いていることの居心地の悪さ