【年収618万円】獣医師、動物病院副院長


この企画では、40歳未満の中小企業の社員、もしくは個人事業主で年収600万円以上ある方へインタビューを行います。大企業なら年収600万円はざらにいますが、中小企業の社員や個人事業主として600万円は、成功の1つの基準と言えます。 考え方や姿勢、ビジネステクニックやノウハウ、秘話をたっぷり聞きました!再現性のあるエピソードが多数出てきますので、みなさんも是非参考にしてみてください!

第27回目は、犬猫を主体とした伴侶動物診療を行う獣医業界で獣医師として副院長を務める31歳の「犬猫のお医者さん」です。

大好きな犬猫を助けたいため獣医師として日夜働いています。

副院長として勤務している給料だけでは子供のためにも満足の収入が得られないため、夜は別の動物病院でパート獣医師として勤務。

睡眠時間は3時間という激務らしいですが、これは皆さんはマネしないでほしいと仰っていました。

獣医師としてのリアルな年収や犬猫に対する思いの詰まったインタビューとなっています。ぜひご覧ください。

獣医師として働く「犬猫のお医者さん」のプロフィール

職種:獣医師
役職:獣医師/副院長
業界:犬猫を主体とした伴侶動物診療を行う獣医業界

新卒から動物病院で勤務

2015年に獣医系大学を卒業し、新卒として2019年まで地方の個人経営の動物病院で犬猫を主体に診療を行う獣医師として勤務しておりました。

2019年から関東圏内の個人経営の動物病院にて副院長として勤務しており、2020年からは兼業で夜間動物病院にてパート勤務もしております。

獣医師としての現在の年収

618万円

獣医師として働く「犬猫のお医者さん」の強みを3つ教えてください

・日々勉強することを怠らない
・マイナスなことを絶対に口に出さない
・(真似しないほうがいいですが)1日3時間程度の睡眠で過ごすことができる

獣医師としてこれまで働いてきた中で記憶に残る転機を教えてください

現在までの転機となった出来事を2つ紹介いたします。

転機1:地元での動物病院の開業を視野に入れ、勤務先を変更した

新卒から勤務していた動物病院で働き続け、4年目になると自分1人である程度診療業務を行うことができるようになっていました(今思えば慢心です)。

私自身将来は地元で開業したいと考えており、「はたして自分は客観的にみるとしっかりと仕事ができているのか」、「自分は他の病院でもしっかりとやっていけるのか」を確認したく、お世話になった動物病院を辞めて尊敬している先輩の開業している動物病院で副院長として雇っていただくことになりました。

結果としてですが、勤務先を変えることで(当たり前ですが)私自身にはまだまだ学ぶことが多いことがわかり、また、以前の病院に勤め続けていても経験できなかったようなことをたくさんやらせてもらっており、この選択は今現在も私自身が成長できている1つ目の転機となっていると思います。

転機2:子どもの誕生により夜間救急の動物病院でパート獣医師として勤務開始

勤務先を変えて数か月経ち、3年前から結婚していた妻が妊娠し翌年には子どもが産まれることになりました。

妻が専業主婦であるため私一人の収入で今まで生活をしていたのですが、子どもの誕生を控え改めて子どもにかかる費用を計算すると…恥ずかしながら当時の収入では産まれてくる子どもに(私が考える程度の)満足のいく環境を与えることができないことがわかりました。

そこはしっかり計算しとけよ!という話なんですが、焦った私は他に時間を割いて働くことができないかを考えました。

正直獣医師以外の職業をやるつもりは全くなく、かといって今副院長として働いている職場にも迷惑をかけたくなかったので、日中の勤務が終了した後の時間を割いて夜間救急の動物病院でパート獣医師として働くことを決意いたしました。

「お金」が目当てのパート勤務でしたが、日中の動物病院ではなかなか経験できないようなことも経験できるという「副産物」も受けることができました。

子どもの誕生がきっかけで経験できたといえるのでこれが2つ目の転機だと思います。

獣医師として働く若者にアドバイスをお願いします

高収入を見込める人の医師と同じように6年制の大学を卒業する必要があるにもかかわらず、私のようないわゆる犬猫の獣医師さんの収入は医師と比べて雲泥の差があると思います。

それでも私は大好きな犬猫をたくさん助けたかったので獣医師という職業を選択いたしました。

そうはいっても私自身最初の頃は予想通り収入が少なく、果たしてこれでやっていけるのか不安になることが多かったです。

しかしながら、ある時期、とある獣医師の方から「焦らなくても収入は後でついてくるから、将来のために常に勉強し続けなさい」という言葉をいただきました。

それを信じて今に至っております。

これから数年後に私は自分の病院を開業しようと考えています。おそらく開業して間もない頃はまた同じように不安になるでしょうが、これからもその言葉を胸に勉強し続ける気持ちは忘れないようにしようと思います。

獣医師は飼い主様のために常に勉強し続けなければならない職業です。なぜ自分が獣医師になりたかったのか、初心を忘れないようにこれからもお互い頑張りましょう。

編集後記

「犬猫のお医者さん」ありがとうございました!

大好きな犬猫を助けたいという思いで一貫して獣医師を続け、子供や家族のために夜間もパート獣医師として勤務。

夢と現実を受け止め、それに果敢に対処していくことによって1つずつ道が開けていっているように感じました。

どんな職業でも1つ壁を乗り越えてもまた新たな壁が待っています。冷静にその壁に対処し、自ら変化を起こすことによって新たな気づき・成長に繋がりキャリアアップを果たすことができます。

急いで年収アップを果たそうとして、自分の能力以上のことをしようとしても失敗します。

自分の能力を常に上げ続け、数年先を見据えてプランを立て、着実にスピード感をもって取り組むことが大切です。

「犬猫のお医者さん」のインタビューからこう感じました。

獣医師の年収(1000万円は可能か)

獣医師の年収は男女平均で500万円前後となっています。

初任給は動物病院の規模によって異なりますが、23万円~25万円が相場となっています。中には27万円をこえる初任給を出す病院もあります。

一般職と比べ年収と初任給は高く感じますが、6年生の病院を卒業してのスタートになるため、他の医師と比べると低く感じます。

獣医として年収1000万円を超えるには

動物病院や公務員の獣医として働く場所によって年収の違いはありますが、やはり自ら動物病院を開業することが年収1000万円を実現する方法として最適となります。

製薬会社、食品会社などの民間企業の大手で働き、役職をつけてあがっていけば年収1000万円を目指すこともできますが、民間企業の場合は動物を治療するというより役職が上がってマネジメントの立場になります。

獣医として動物を治療することにおいて年収1000万円をめざすには、開業をして成功することが現実的といえます。