【年収630万円】建材卸売、土木工事業の会社で経理財務、経営企画


この企画では、40歳未満の中小企業の社員、もしくは個人事業主で年収600万円以上ある方へインタビューを行います。大企業なら年収600万円はざらにいますが、中小企業の社員や個人事業主として600万円は、成功の1つの基準と言えます。 考え方や姿勢、ビジネステクニックやノウハウ、秘話をたっぷり聞きました!再現性のあるエピソードが多数出てきますので、みなさんも是非参考にしてみてください!

第26回目は、建材卸売、土木工事業の会社で経理財務、経営企画をする32歳の「m.m」さんです。

前職の会計事務所で会計・財務業務を通して会社の数字について学び、自らの能力を活かせる現職に転職し、社内コンサルのような形で重要なポジションについています。

自分の能力を活かし転職によって適材適所なポジションを確立、年収アップも実現しています。

新卒である程度いまの職種のスキルはついたものの、より自分のスキルを活かした転職で悩んでいる人にとって、再現性のある話になっています。

建材卸売、土木工事業の会社で経理財務、経営企画を担う「m.m」さんのプロフィール

[現職]
職種:経理財務、人事労務、総務、経営企画
役職:課長
業界:建材卸売、土木工事業

[前職]
職種:財務コンサルタント
役職:なし
業界:会計事務所系コンサルティング会社

新卒で会計事務所兼コンサルティングを行っている会社に入社しました。

入社した当初は、会計事務所職員としての業務がメインで、顧問先の記帳代行業務、財務状況の月次報告、決算申告補助、年末調整等を行い、企業や事業主が経営する上で最低限必要な基本的な業務を学んでいきました。

また、会社の数字に毎日幾度となく触れていくことで、数字と会社の状態の関連性や、会社ごとに違う重要な指標などもわかるようになっていきました。

その重要な指標をさらに深堀し、収益・財務分析などを定期的に行い顧問先の経営者に提供することで、会社の状態をより一層深いところで把握してもらえるようになりました。

多くの会社、経営者の方と仕事をすることで素晴らしい経験ができ、スキルアップもできたと思っていますが、1つの会社ともっと深く関わり、貢献したいという思いが強くなり、転職をしました。

現在は、前職在籍中にお声がけいただいた、建材卸売業をメインとした会社に勤めています。

当初は経理財務や人事労務、その他バックオフィス全般を担当するつもりでしたが、社長をはじめとした経営陣とビジョンを構想し形にしたり、他部署と課題を共有し解決にあたるなど、社内コンサルような立ち位置がメインになりつつあります。

建材卸売、土木工事業の会社で経理財務、経営企画を務める現在の年収

630万円

社内コンサルを担うご自身の強みを3つ教えてください

・論理的思考力
・客観的(俯瞰した)視点に長けている
・見える化する能力(言語化、数値化、ビジュアル化)

会計事務所系コンサルティング会社から建材卸売、土木工事業に転職する中での転機を教えてください

会計事務所兼コンサルティング会社に入社したこと

私は学生時代全く勉強をしてこず、大学まで野球一筋でやっていました。

学生で野球をやめることを決断し、「今までは体を思う存分使ってきたから、今度は頭を存分に使おう」というよくわからない理由で、コンサルティング系の会社に絞って就職活動をしていました。

結果前職の会社に入社できましたが、入社当初は勉強していないことを日々後悔する毎日で、同期よりもかなり遅れをとっていました。

ですが、諦めずにしがみつき、毎日数字と向き合ったおかげで、財務的な知識や論理的な思考力が身についたと思います。

そのような経験があったからこそ、現在の職場での立場につながったと思っています。

「一つの会社に貢献したい」という思いで中小企業に転職したこと

業界や職種で仕事を選んでいたら、その仕事に縛られた働き方になっていたと思いますが、「貢献できることならなんでもやる」という気持ちで今の会社に入社しました。

最初は、「よそ者が口出しするな」というような空気が他部署から感じることもありましたが、前職での経験が今までなかった視点を与えてくれると感じてくれるようになり、また、社長がフォローをしてくれながら自由にやらせていただいたことで、部署間の垣根もいつの間にかなくなっていました。

「なんでもやる」というのは今思えば必ずしもいいことではないと思います。

ですが、「会社に貢献したい」という目的をぶれずにやったからこそ、貢献できることが周りや社長に伝わり、理解してもらえるようになったと思います。

前職で培ったスキルと、この想いがあったからこそ、今の立場があると思います。

会計・財務の経験から同じ業界でキャリアについて悩んでいる人にアドバイスをお願いします

一つは会計事務所などで財務的な視点や知識が豊富な方や経理担当者に向けてです。

そのような知識や視点を持っている方が、中小企業の(ほぼどんな業種でも)「現場」を知り、会社の数字と「現場」を結びつけることができる人になれば、その会社にとってなくてはならない人になれます。

なぜなら、そのような人材は経営者を含めてほぼいないからです。

数字は、うまく使えなければただの「過去の結果」にすぎません。ですが、企業の様々な活動がその結果(数字)を作ります。

その因果関係を特定できて、企業の活動そのものにアプローチして改善できるようになれば、経営者や会社にとって重要な人物になることは明らかです。

なので、会計事務所に勤めている方などは、せっかく財務的な知識があるのであれば、どんどん中小企業の中に飛び込んでいってほしいと思います。

経理担当者として勤めている方も、もっと現場を知り、実際に体験してみるべきです。それだけで、大きな気づきや新たな価値観が生まれるはずです。

また、上述したような人材へのニーズはまだまだ潜在的な部分があると思うので、もっと顕在化することも願いたいです。

もう一つは、どんな職種の方にも言えることですが、「希少価値」と「価値」はほぼ同じことだということを知ってもらいたいです。

例えば、営業が得意なのであれば、営業職が少ない企業を探したり、ITに割と自身があるのであれば、古い業界にアプローチしてみるなどです。

私の場合ですが、ITに強いと言えるほどではないにも関わらず、ある程度の知識があるというだけで、建材業界という古い部類の業界に転職したおかげで重宝され、「パソコンやIT関係のことならm.m」という、いつ間にか一つの役割が割り当てられました。(これも良し悪しはあるんですが…苦笑)

また、IT的な部分でかなり遅れているということは、仕組みとして手つかずで、手のつけどころがいっぱいあるということでもあります。

なので、積極的にITツール(グループウェアやチャットアプリなど)を提案し、導入することで会社の生産性向上にダイレクトに貢献できています。

ですが、私がもしバリバリのITベンチャーに行けば、逆に足手まといになるくらいのレベルだと思います。

であるにも関わらず、ポジショニングを変えるだけでこれだけ見られ方、求められ方が違うのです。

なので、自分の強みをダイレクトに役立てられるポジションや会社選びをおススメします。

編集後記

m.mさんありがとうございました!

新卒から20代で1社に勤め、その業界のその職種についてある程度能力はついたものの、そこからのキャリアアップ・年収アップに悩んでいる人は多いと思います。

そういった人達に、とても参考になるインタビューになりました。

20代で働く会社では、最初は新しい発見や刺激に満ちた日々を送ることができますが、ある程度スキルがついて業務も難なくこなせるようになってくると、少し仕事がマンネリ化してきます。

そのまま同じ会社で様々な経験ができてキャリアアップが実現できる環境があれば良いですが、そのままただ管理職になりマネジメントに落ち着く会社がほとんどです。

世の中にはさまざまな仕事やポジションが千差万別あるため、自分の能力を120%活かしてこれからもバリバリ働ける会社に転職するべきです。

自分の能力を高いレイヤーで活かせる会社に転職すれば、必然的にレベルの高い仕事がありますし、レベルの高い仕事は発生するお金が大きいため年収も上がります。

m.mさんのように、会計や財務の能力を最前線で活かせる企業と出会い、経営企画というレイヤーが高く責任も大きい仕事ができる転職先を探していきましょう。