【年収680万円】食品関連業界の化学品原料メーカーで営業職、次長


この企画では、40歳未満の中小企業の社員、もしくは個人事業主で年収600万円以上ある方へインタビューを行います。大企業なら年収600万円はざらにいますが、中小企業の社員や個人事業主として600万円は、成功の1つの基準と言えます。 考え方や姿勢、ビジネステクニックやノウハウ、秘話をたっぷり聞きました!再現性のあるエピソードが多数出てきますので、みなさんも是非参考にしてみてください!

第17回目は、食品関連業界の化学品原料メーカーで営業職の次長として、国内・海外営業部を含む営業部全体の予算管理、マネージング業務を担う39歳の「まこと」さんです。

前職・現職でも研究開発から入り営業職へ転身、商品への豊富な知識を武器にクライアントの課題を本質的に理解し、営業職で結果を残しています。同じようなキャリアステップを歩む人は多いと思います。是非参考にしてみてください。

食品関連業界の化学品原料メーカーで営業職の次長を担う「まこと」さんのプロフィール

職種:営業職
役職:次長
業界:食品関連業界(化学品原料メーカー)

[過去の職歴]
薄膜施工技術(有機・無機化学)業界で2年間商品開発、1年間営業を経験
その際は役職なし

前職では、家具の表面材料に傷や汚れを防止するコーティングを行ったり、タッチパネルの表面に使用される材料に透明の金属をコーティングするメーカーで2年間商品開発、1年間営業をしていました。

合計3年間勤務しましたが、業界技術の海外流出を痛感し転職を決意、現在は食品の食感を改良したり、清涼飲料に酸味を付与したりする食品添加物等を製造・販売するメーカーで勤務しています。

現職では3年間研究開発に従事した後、営業部に所属し、国内外で流通する加工食品のメーカーへ日々提案をしています(営業部での勤務は11年)。

また、国内・海外営業部を含む営業部全体の予算管理、マネージング業務も行っています。

食品関連業界の化学品原料メーカーで営業職次長の現在の年収

680万円

営業職として次長まで上り詰めたご自身の強みを3つ教えてください

・運がいい
・コミュニケーション力
・俯瞰的に考えること

製造業で研究開発から営業職になるまでの成功体験や転機を教えてください

研究開発での経験を営業に活かし、顧客の問題を解決する

私は前職、そして現職も製造業で勤務をしています。

ものづくりをする際、市場のニーズを重要視しますが、作り手が一方的に考えたニーズを反映させた商品はあまり売れません。独自技術や最新のトレンドを含んでいても、です。

私は現職で4年間、研究開発に在籍後、営業に異動、顧客である食品会社へ営業をするようになりました。

ヒアリングを続けていると、顧客が商品開発をする際に、どのような壁にぶつかっているかが見えてきました。

そこで気付いたのは、問題の半数は既存の技術(を含んだ自社商品)で解決ができる、ということでした。

自社の独自技術や新商品をとにかくアピールした(もしくは誰かにされた)経験はありませんか?

実はこのような営業のやり方だけでは、顧客が抱える問題の解決方法には繋がらないことが多く、なかなか商談を成功させることが難しくなります。

私の場合、新旧の技術に関わらず提案を繰り返すことで、営業成績を伸ばすことができました。

研究開発で培った、自社商品の様々なデータや開発の失敗例をもとに、色んな角度から顧客の抱える問題を解決する提案を行ったのです。

商談を成功させるために重要なことは、顧客にアピールすることだけではなく、直面している問題をどれだけ理解し、解決できるか、ということを学ぶ貴重な体験となりました。

求められた瞬間に何か応えることができているか

現職で営業を始めて4年ぐらいが経過した頃、まだ取引のない大手食品会社に求められた問題解決への提案を行うため、自社で緻密なデータ作成やたくさんの資料準備をしていました。

私が提案した時には後発提案の競合他社と提案時期が重なりましたが、内容には十分時間をかけたため自信がありました。

結果、私の提案はコンペにすら上がることなく、チャンスを失いました。

同じような提案であれば、商品価格や会社規模などで判断されます。

どれだけ素晴らしい提案も、いつ、投入されるかで無意味になってしまうのです。

それからは70点(100点満点中)ぐらいで最速を目指し提案を行うようにしています。足りない部分は後々アップデートしていけば大抵、問題はありません。

社会で成功し年収UPを目指している若者にアドバイスをお願いします

タイトルがGoTo年収1000万なので大きな声では言えませんが、同じ境遇で仕事をする方には周りの評価を気にしすぎず、自分が持っている得意分野に打ち込んで時間を作って欲しいと思っています。

得意分野とは職種や業種を含みますが、好きだとか憧れとはまた異なる別のものです。

長く活躍するには必要なことだと思っていますし、とにかく得意分野で仕事を効率化し、生成された時間を自分や家族に充てることで、新たな価値(これがお金になれば理想的)を生み出せると思っています。

編集後記

まことさんありがとうございました!

製造業では研究開発や設計業務で入社し、営業職に転身するキャリアステップがよくあると聞きます。

企業側としても自社商品を知り尽くした人を営業現場に出した方が、よりクライアント獲得ができると考えているからでしょうか。

従業員側の心理としても、より稼ぎたいと志が高い人ほど、インセンティブで年収アップが図れる営業職に転身したいと思います。

研究開発職も素晴らしい仕事ですが、収入の面では爆発的にUPさせることは難しく、レバレッジが効く営業職が魅力的なのでしょう。

ただ、内勤から外勤への転身は容易ではありません。

クライアントという今までは対峙していなかった相手が現れ、課題抽出・課題解決というコンサルティング能力が必要になってくるからです。

慣れるまでは大変でしょうが、クライアントの課題を解決して、クライアントへ利益をもたらし、自社の利益も上がり自分の年収も上がることは、何物にも替えがたい喜びだと思います。

内勤でも外勤でも、日々直面する課題の本質を見抜き、それを解決するための手法で頭を使って死ぬ気で考えて実行・検証する。

これを意識高く繰り返していけば、おのずと年収は上がっていきます。