【年収810万円+副業収入】産業機器メーカーでの装置設計、現場作業


この企画では、40歳未満の中小企業の社員、もしくは個人事業主で年収600万円以上ある方へインタビューを行います。大企業なら年収600万円はざらにいますが、中小企業の社員や個人事業主として600万円は、成功の1つの基準と言えます。 考え方や姿勢、ビジネステクニックやノウハウ、秘話をたっぷり聞きました!再現性のあるエピソードが多数出てきますので、みなさんも是非参考にしてみてください!

第13回目は、産業機器メーカーで装置設計から、現場で機器の納入や渉外まで行う39歳の「ken」さんです。

産業機器メーカーで設計をしながら、設計した機械をクライアントとなる民間の工場などに自ら納入しています。

現地の困っていることをヒアリングして対応策を提示したり、コンサルタントのようなことも行っているようです。

kenさんは学歴社会を新卒で経験し、自らの努力で学歴社会を凌駕します。転職を成功させ、現職の産業機器メーカーで中国のクライアントも任されるまで出世します。

また、副業としてライターで昨年は90万円の収入を得ています。副業が本業への好影響も与え、自らの成長とともに年収も着実にUPしていっています。

産業機器メーカーでの装置設計、現場作業を行う「ken」さんのプロフィール

[現職]
職種:装置設計、現場作業(全国、中国)
役職:係長
業界:産業機器メーカー
副業:ライター(紙媒体への寄稿もあり)

[経歴]
2003年 高等専門学校卒業
2003年~2006年 通信キャリア関連の電気設備設計
2007年~ 現職
2015年~ ライターとして個人事業主として活動
地道に仕事を増やしてきていますが、コロナの影響もあり受注は不安定

産業機器メーカー+副業の現在の年収

810万円+α
(αは副業収入 昨年実績 90万円 今年はその半分以下)

産業メーカーで結果を出し、+副業で高年収を実現するご自身の強みを3つ教えてください

・諦めない気持ち
・理系と文系の両道を行く
・自分が正しいと思ったら、強い相手にも立ち向かう度胸

過去の実績を振り返って、成功体験や転機を教えてください

成功体験:学歴社会を凌駕する

私自身、大学へは行きたいと考えていたのですが、家の経済的な都合上、学費の安い国立の高等専門学校へと進学し就職しました。

一社目の会社は大手通信キャリアの子会社でしたので安定はしていたのですが、学歴階級が確立しており、面白そうと思うような仕事は有名大学大学院を卒業した人に回っていって、自分にはリピートのつまらない仕事が回ってくる感じでした

しかし話をすると高専で学んだことと大学で学んだことの違いはそこまでないのに、なぜか大卒ばかりが優遇されることに疑問を持ちます。

その後の転職活動では4社ほど採用通知をもらい、今の会社に入りました。どの会社も新卒では大学卒しか採用していないような会社です。

この時には国家資格もいくつか取得しており、実力が認められたのだと感じました。

現職の産業機器メーカーの業務についてですが、産業機器メーカーと言っても、現地には一人で行きますので会社の代表のような形で民間の工場などに向かいます。

その産業機器については何を聞かれても答えられるか、他の分かる部署に連絡を取り次ぐようなことを行います。

生産ラインに合わせて運転の変更や、困っていることを聞いてどこの部分を変えたらいいのか、ちょっとした改善でいいのか、抜本的な対策が必要かを検討するコンサルタントのようなことも行っています。

こうした現地での業務を評価され、他の競合メーカよりも高い金額ですが、自分の会社が指名で次回増設機器の発注をいただいた時などが大きな成功でした。

そこで感じたのは、売り上げを上げたいためには、相手の気持ちに立った提案が重要だということでした。

突然、高額な提案をしても受け入れてもらえませんが、困っていることを少しずつ聞いて、その時の出来る限りの予算に合った提案を積み重ねていけば、大きな仕事にもつながっていくということです。

もちろん成功の中には失敗もあります。大きなミスを犯してしまったときの話をします。

機器の設計と現地調整を一人で行うため、どこかで間違うと大変です。過去に現地に一人で行って、大きな間違いが見つかったことがありました。

通常、設計と現地調整の部署が分かれているメーカが一般的ですが、設計も自分で行い現地も可能な限り自分で行います。そのため、間違っていても言い訳ができません。

製作は外注委託ですが、PLCのソフト設計や配線設計、インバータの選定などその範囲は多岐にわたります。

現地ではこれらの調整を全て行うため、成功すれば顧客の信用を一気に獲得しますが、間違っている場合は誰にも言い訳ができません

大きな失敗で機器を納入時に壊してしまった際には、設計も自分だったため責任が一気に自分に来ました。本来は始末書ものでしたが、関係部署に謝罪して今までのことから始末書を書くことはありませんでした。

このような成功と失敗の経験から、多くのお客様から指名をもらうことができました。

よく、会社の名前ではなくその人が担当するから買うというようなことを営業の世界でも言われていますが、私の仕事でもそのようなことがあります。

コンサル業などではないのですが、それに近いことをやっているような感じがします。

中には機器が納入されて20年以上たっていて、その納入先の存在も忘れていたのですが、故障機器の調査で行った後にすぐに発注が来たというようなこともあります。

営業ではないのですが、こうしたお客の信用が売り上げに貢献していて、自分の今のポジションがあると感じています。

転機:月一回の中国出張

現在の会社に入社してからすぐに、頻繁に中国出張をするようになりました。トータルで十数回中国へは渡航しています。

最初に中国に行ったのは12年前ですが、その時から感じたのは中国の勢いでした。現在アメリカと競うようになりましたが、その当時から、中国はこれから発展していく、日本は越されるのでは?と感じていました。

ある中国出張の際に、時間が余っていたので上海のニセモノ市場に行きました。

その時に、まだappleはiphone3Gを発売したばかりでスマートフォンはまだ普及はこれからという時代に、そこには既にiphoneのパクリのようなものが売られていました。

この技術力はどこから来るのか?パクリでも、最新のものを自分たちで作ることができるというのは、昔の日本と同じだと感じました。

それから中国は破竹の勢いで発展していったことはご存知かと思います。

こうした国際感覚が20代の頃から身についたことは転職して今の会社で働いていなければできなかったことです。

成功体験:副業ライター

理系の学校を卒業していますが、小さなころから小説家になりかたったこともあり、クラウドソーシングが始まったころから文章を書く仕事を受ける様になります。

様々な分野のものを書いていますが、電気のことや機械のこと、数学など、理系と言われる分野の解説ものなども執筆しております。

一度は諦めた夢に再度挑戦するということで始めた副業ライターですが、文章を書く上でいろいろなことを調べます。

それが本業の設計にも役立つようなこともあり、なかなかいい相乗効果を発揮しているのではないかとも思っています。

ちなみにライターをしていることは本業の会社には内緒です(笑)

学歴社会でもがき苦しんでいる若者にアドバイスをお願いします

実力があるのに、学歴など自分ではどうにもならないもので虐げられている経験のある人はいないでしょうか?

学歴がないと仕事で才能を発揮するチャンスすら与えられないこともあります。

しかし、学校へは様々な理由で通うことのできない人は大勢います。もし、その実力が本物だったのなら、いづれその才能は開花します。

その時まで努力をし続けてください。才能は努力なしに開花するものではありません。その努力をしている姿を見ている人は必ずどこかにいます。

微力ながら、現状に不満を持っている才能ある若い人に希望のメッセージを送ったつもりです。

数年後に大きな存在となって、メディアなどに登場するあなたのことを楽しみに待っています。

編集後記

kenさんありがとうございました!

日本の学歴社会はまだまだ多くの会社に残っていますが、そんな環境をkenさんは自らの力を打ち破り、結果を出し高年収を実現しています。

同じ境遇の方は多くいるはずですので、そんな方々にとっても参考になるインタビューでした。

最近ではトヨタ自動車が年功序列を廃止するなど、実力主義がだんだん根付いてきています。

kenさんのように入社時は、有名大学を卒業した人が注目され仕事を任されやすくなります。

学歴主義の会社ではなくとも、入社後は新入社員の能力を見極めることは難しいため、学歴がその指標となって優遇されることはあります。

初めはそうゆう納得のできない処遇にあったとしても、仕事で結果を出せば認められます。

学歴コンプレックスで嘆くことなく、努力を続けて高学歴の同期よりも結果を出せばよいのです。

どれだけ結果を出しても学歴のある人を優遇する会社であれば、kenさんのように転職をすればよいです。

機械メーカーの平均年収について

機械メーカーは大小さまざまな企業がありますが、平均年収は500~600万円になります。トップメーカーの中には平均年収が1000万円を超えるところもあります。

ファナック、ディスコ、スター精密、安川電機は年収ランキング上位の会社です。これらの会社に入社するには、新卒では学歴が必要ですが、中規模の企業である程度経験した人が実力を引っ提げて中途で入社することも可能です。