【年収750万円】ITコンサルタント、システム導入コンサルティング


今回のコンサルタント年収インタビューは、東京大学大学院を卒業後にITコンサルタントを5年経験し、現在は大手エネルギー企業でIT関連業務に従事する33歳の「maki」さんです!

ITコンサルタントとして5年間働く中で、最初の頃の業務の大変さや、そこからどのように業務を効率化し結果を出していったか、そのプロセスをリアルに語っていただきました。

また、コンサルタントとして成長するために必要な、新しい分野への学びについても教えていただきました。

ITコンサルタントを経験した「maki」さんのプロフィール

<経歴>

・東京大学 卒業

・東京大学大学院 卒業

・卒業後、コンサルタントとしてIT分野の各種レポート作成やシステム導入コンサルティング業務に従事

・現在はエネルギー企業にてIT関連業務に従事

<人柄>

私の人物像としては、コンピュータ技術が大好き、深く考えることが好き、負けず嫌い、文章を書くのが好きといったイメージです。

ITコンサルタントを経てエネルギー企業でIT関連業務に従事する現在の年収

一昨年前(2018年)で750万円です。昨年は半年間の育休を取得したため550万円程度でした。

ITコンサルタントを5年経験したご自身の強みを3つ教えてください

プレゼンテーション能力:コンサルタントとしてプレゼンテーション能力は必須です。相手の立場に立って、相手にわかる言葉で簡潔かつ丁寧に伝えることが大切です。

文章力:コンサルタントの仕事の最終成果物はドキュメントです。一読して相手に伝わる文章を書ける必要があります。

やりきる力:コンサルタントは、顧客が自身で解決できないような、だれも経験したことのない課題を解決することで仕事をもらっています。どんな困難な状況でもあきらめずにやり抜くことが大切です。

ITコンサルタントになるには、どうすればよいですか

コンサルタントの採用面接では、頭の良さロジカルさを計られます。また、近年ではコミュニケーションも重視されており、人当たりの良さなども大切だと思われます。

コンサルタントになるためには、様々な経験をしてこれらの能力を伸ばしていくことが大切です。

具体的には、頭を使う経験をたくさんすることがよいと思います。

例えば、たくさん本を読むこと。自身の興味関心のある本に加えて、自分の知らない未知の分野に関する本を読むことで、知識を習得する訓練となります。

コンサルタントとして仕事をすると、常に新しい知識を獲得し、自身の経験と照らし合わせたうえで最適のアウトプットを出すことを繰り返す生活となります。

読書をする際に、漫然と字を追うだけではなく、自分の考えと対照させながら頭を使って読むと、よいトレーニングになると思います。

人当たりという面では、どうしても生まれ持ったものが大きい部分はありますが、日常的にコミュニケーションを行うことで洗練されていく余地はあると思います。

例えば、新しいサークルに入ってみるとか、新しい趣味を始めてみるとか、興味関心のある世界にどんどん飛び込んで行って、知らない人と関係を築くことを繰り返すことで鍛えられるのではないでしょうか。

個人的には、新しい分野に飛び込んでいくことを厭わないのは、コンサルタントとして必須の資質だと思います

『コンサルタントの仕事はきつい』というイメージがありますが、ITコンサルタントを経験したmakiさんの意見を聞かせてください

きついと思います。特に、最初の数年は効率的な仕事の仕方もまだ分からない時期であり、どうしても成果を出すためには長時間労働が必須となってきます。

ある程度年次が上がってくると、仕事のやり方とうまい手の抜き方を覚えて、比較的楽になってくるのではないかと思います。

どの仕事でも同様だと思いますが、仕事には勘所があり、ここを外さなければ大丈夫ということがわかってくるようになります。

どうしても経験が少ないと全方面に全力をだしてしまいますが、経験を積むことで力を入れるべきポイントが分かるようになってきます。

コンサルタントの場合、具体的には顧客満足度が最大の評価ポイントとなります。そのクライアントが何を求めているのか読み取り、そこに対して重点的にアプローチできるようになると、うまく効率化できるようになると思います。

一例として、コンサルタントの活用パターンとして、「意見の外だし」というケースがあります。

クライアント本人に明確な意見とビジョンがあるものの、階級や年次、その他政治的な理由などで個人の意見としてそれを表明することが憚られることがあります。

このような場合は、結論はそのクライアントの考えに沿ったうえで、その考えを補強するための材料を集め、理論武装することがコンサルタントの役割となります。

より最適な答えを探すことは、クライアントの満足度に寄与しませんので、無駄となってしまいます。

ITコンサルタントとして働く中での成功体験や転機を教えてください

ひとつは、1年目の時。実践主義だった私の所属会社は、まだ仕事のこともよくわかっていない中でもどんどん現場で仕事をさせる方針でした。

当然うまくいかないことも多くありましたが、いくつかの案件をこなすなかで、ある企業のシステム更改案件にて初めてクライアントから信頼を獲得することができました。

クライアントから信頼を得ることができたタイミングとしてはっきり覚えているのは、気難しい他部署の社員の方がシステムに対する機能追加要望を行ってきたときに、予算の関係から諦めてもらわざるを得ないという状況の中で、私がうまく説得して機能追加をあきらめてもらうことができた時です。

その時から、明確にクライアントの私への対応が変わったと感じました。

そのクライアントの方からは、業務以外の内容(具体的には子供の教育のことやその方の趣味であった野球のことなど)についてもアドバイスをお願いされたときに、この仕事をやっていてよかったと感じました。


もう一つは、3年目の時。大手企業がクライアントで、当初は小さい研究案件でした。しかし、その案件で顧客から高い評価を得ることができ、大規模な業務の依頼を受けることができました。

その案件は過去複数回失敗したシステム開発案件で、どうしても革新的なアイディアが必要なものでした。

あまり具体的なことは言えませんが、私たちのチームでは、そのシステムの処理ロジックを大幅に改善し、これまでシステム改修にかかっていた時間とコストを削減できる方式を提案しました。

この内容がクライアントおよびその会社の上層部に刺さり、システム開発プロジェクトを立ち上げることができました。個人的にもクライアントの方から認めてもらうことができました。

そのクライアントの方とは、私がコンサルタントを退職した現在でも付き合いがあり、定期的に飲みに行ったりしています。

その案件により、私は年間最優秀プロジェクトとして表彰を受けることができました(ありがたいことに、ボーナスも多くいただきました)。私のコンサルタント生活の中で一つの集大成といえます。

ITコンサルタントを目指す人にアドバイスをお願いします

コンサルタントという響きはかっこいいですが、実際には泥臭いことも多いです。

しかし、コンサルタントとして働いた経験は貴重で、仕事においてはもちろん、人生全体でも大きな価値を得られると思います。

コンサルタントに興味がある方は、ぜひ挑戦してみることをおすすめします。