今回のコンサルタント年収インタビューは、大手外資系コンサルティングファームでコンサルタントを務める27歳の「しずえ」さんです!
早稲田大学を卒業後に大手機械メーカーを経て、現職の外資系コンサルティングファームへ転職をしています。
コンサルタントとしての仕事の厳しさや、自らが直面した現場での課題を具体的に語っていただきました。
外資系コンサルティングファームでコンサルタントを務める「しずえ」さんのプロフィール
<経歴>
早稲田大学を卒業後、新卒で大手機械メーカーに入社。
重機械の海外営業としてアジアの大手法人への営業活動に従事。その後、新規部署の立上げに役員直下で参画。同部署メンバーの一員として、案件管理方法の見直し、立案、運営及び営業に従事。
約3年後、外資系コンサルティングファームへ転職。 戦略コンサルティング部門にて日系大手物流企業や生命保険会社向け新規事業導入支援や、自治体向け教育ICT化支援に従事。
またM&A支援としての国内エネルギー関連会社の統合におけるFA支援、及びプライベートエクイティ向けビジネスデューデリジェンス等を担当し、現在2年目。
2020年12月にコンサルタントに昇進。
<人柄>
・人とのコミュニケーションが好き
・明るい
・物事をコツコツやる派
コンサルタントとしての現在の年収
約750万円
外資系コンサルティングファームのコンサルタントとして働くご自身の強みを3つ教えてください
・グローバルでの営業経験
・業界や重工業界に関する知識
・泥臭い仕事も進んで引き受ける点
外資系コンサルティングファームのコンサルタントになるには、どうすればよいですか
コンサルタントになるためには以下3つを意識するといいと思います。
①仮説→検証サイクルの高速回転
(仮説なきまま仕事をすると膨大な工数がかかり、時間内に仕事が終わらない)
②常にWHY
(最初の業務はほぼ調査。調査論点に対して、新たに出てくる論点にも常に疑問を抱いて、自ら追加で調べていけるようにする)
③Quick & Dirty
(100点を目指して物事をこなそうとすると時間切れになる。まず60点でもいいので成果物イメージを作って共有する心構えが大切)
と、3つ挙げましたが、行動することが大切だと思うので転職希望の方であればまずは数社、面接を受けてみてください。
『コンサルタントの仕事はきつい』というイメージがありますが、これに関してしずえさんの考え・意見を聞かせてください
労働時間は最近改善しています。労働管理が非常に厳しくなっており、基本スタッフ層には無理な残業はさせません。ただしそのシワ寄せが管理層に来ていることは確かです。
私は忙しいジョブにアサインされることが多かったですが、連日の徹夜や土日まで業務をしていたことはないです。ただし事業会社と違って、9-18時ということはありません。
精神的なつらさはあります。特に守秘義務が高い業務や緻密な分析を必要とする業務にはプレッシャーがつきまとい、かなりきついですが、やり遂げるとリターン(自身の成長、会社からの評価、チームメンバーとの人間関係)は十分あります。